No Book,No Life

本の感想をひたすら書いてくブログです

「まんがと図解でわかる 7つの習慣」読んでみた

久しぶりに記事を書こうとすると

モチベーションがあがりません。

しかし、このままでは一向にやる気でないので

頑張って書きます。

 

今回は、ちょっとジャンルを変えて自己啓発本を読んでみました。

僕は前まで、自己啓発本をどこか敬遠していたのですが

(そんなもの読まなくても大丈夫だという謎のプライド笑)

本屋で立ち読みしてからはためになることが

多く書かれておりこれは知っているのと知らないのでは

価値観が全然変わるんじゃないかと思い、

それからは気になったものはたまに読んでいます。

 

あらすじ

ストーリーは重要ではなくおまけ程度ですが

一応、説明します。

主人公は父親の会社が倒産し転勤を余儀なくさた女子高生。

元々お嬢様育ちである為、クラスメイトに高飛車な態度を取り孤立してしまう。

「自分が変わること」の大切さに気付き、自分の人生の作り方を知る。

公私ともに充実した人生を送る人の原則を解明し、

全世界で2000万部超のベストセラーとなった。

「7つの習慣」のエッセンスを優しく解説。

新たに、提唱された「第8の習慣」もフォロー。

成功と幸せに近づく生き方の原則がわかる、人生の教科書。

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7つの習慣とは

簡単に言うと以下の通りです。

第一の習慣~主体性を発揮する

・自分を変えようと常に意識する。 

第二の習慣~目的を持って始める

・なりたい自分を想像してから始める

第三の習慣~重要事項を優先する

・重要なことを後回しにしない

第四の習慣~Win-Winを考える

・自分も相手も幸せな方法を探す

第五の習慣~理解してから理解される

・相手の事を心から理解する

第六の習慣~相乗効果を発揮する

・反対意見をつぶしたり妥協するのではなく

2つ合わせたもっと良い方法を考える

第七の習慣~刃を研ぐ

・肉体や精神を日々磨く

 

7つの習慣は成長の連続体

これらの習慣はどれも大切です。

そして勘の良い方は分かるかも知れないですが

第一の習慣から順番に身に着けていくようにできています。

著者のコヴィーは7つの習慣

私的成功公的成功を得るための原則である、とも言っています。

 

まず第一、第二、第三の習慣を始めることで

自分の考え方、姿勢を改善し私的成功へと繋がります。

 

次に第四、第五、第六の習慣により

社会的なコミュニケーションを知り周りに影響を与える人になることで

公的成功へと繋がります。

 

そうして高めた自分を様々な面から磨いていくのが第七の習慣です。

この成功の一連は

依存→自立→相互依存となっています。

自立した人間同士は、相互依存の関係を作りより大きな成果を生むことが

できるとコヴィーは言います。

ちなみに・・・

「私的成功は必ず公的成功に先立つものであり、

種を蒔く前に、収穫することができないのと同じように、

このプロセスを逆にすることは絶対にできない」

と書いてあります。

確かにプライベートが充実していれば

会社でも上手くいきやすいんじゃないかと思います。

 

 

以下は特に気になったなるほどと思った所をピックアップしていきます。

パラダイム転換を起こせば人生が変わる!

 パラダイムとは世の中の事象を解釈する時に基準となる考え方のこと。

簡単に言うと価値観や物の見方です。

ではパラダイム転換とは何かというと

価値観や物の見方が大きく変わることです。

例えば、お金こそ一番という人がいて

病気にかかって生死を彷徨う経験をしてからは

健康第一思考に変わるみたいな感じです。

自分のパラダイムにこだわり続けると

物事を自分本位でしか見なくなる。

そうなると真実からは遠ざかり、障害となってしまう。

著書においての原則とは、

人間の資質において、自然の法則と同じく、

国や時代を超えて普遍的な正しさを持ち、

誰もがその価値を認めるもの。

正しい原則として行動する習慣が身につけば

人生が正しい方向へ開いていくという。

 

僕も度々、小説を読んだりしてこんな考え方があるんだとか

何で今まであんなくだらないことで悩んでたんだろうとか

思うことがあります。

常に正しくあろうとする姿勢こそが大事なんじゃないかと思います。

 

自分を変えられるのは自分しかいない

7つの習慣の大前提にある考え方としてあるのがインサイドアウトです。

自分から行動し、周りに働きかけることです。

逆の考え方としてアウトサイドインがあります。

まず環境や相手が変わるべきだという考え方です。

アウトサイドインを例えると、

自分の成績が悪いのは家庭の環境が良くないとか

先生の教え方が悪いからそれが変われば

自分の成績が良くなるはずだという考え方です。

インサイドアウトは家庭の環境を自分から良くしていこう

先生の教え方が分かりづらいなら分かるまで聞こうとか

自分が変わるべきだという考え方です。

環境が悪いからといって不貞腐れるのではなく

自らが変わり状況を改善していくようにしようと感じました。

この考え方をすると他人に対してイラつくことも少なくなり

合理的な考え方かもしれないと思いました。

自分を変えることも大変なのに他人を変えるなんて

とても難しいと思います。

 

P/PCバランスという考え方

PとはPerformance(望む成果)

PCとはPerformance Capability(望む成果を生み出す能力や資源)

つまり目標達成の為にP/PCのバランスを考える必要があるということだ。

Pばかりに目がいって結果にこだわると

PCのバランスが悪く誤った方法を選択してしまう恐れがある。

では目標達成のためにPCを高めるにはどうすればよいか?を考えると

もっとも健全で合理的な方法は自分を高めることに行き着く。

 目先の結果ばかりにこだわるよりも

自分を高めることが結局、大きな成功につながるということですかね。

 

人に支えられるあなたもまた、人の支えになれる

ゲーテは次のように教えた。

『現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。

人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう。』

僕はこの言葉を聞いてなるほどと思った。

僕自身、不安な時や自信がなくなることは良くあるが

そんな時に、僕に対し肯定的で、

また可能性を信じてくれてると感じるとその期待に応えようと前向きになれる。

しかし、否定的な言葉やお前には無理だろうというような態度をとられると

中々、悪いイメージというのは払拭できず不安なままだ。

ちなみに支えられる状況は

先ほどのインサイドアウトの考え方には当てはまらないが

人の支えになることはインサイドアウトの考え方になると思う。

なので人に対して接する時は可能性を信じることを

忘れないようにしたいと思った。

 

最後に

 自己啓発本をたまに読むのも良かったです。

このブログでは一部しか紹介してませんが

本当にためになることが多く書かれており

マンガと図解で分かりやすく読みやすいのでおすすめです。

ですが知識として持ってるだけでは何も変わりません。

知識ばかり増やすと頭でっかちになってしまいます。

適度なインプットとアウトプットが大事です。

僕はアウトプットが全然できてないので頑張ります(笑)

そういえばこの前、「アウトプット大全」という本を見つけました。

なかなか、面白かったので今度読んでみます。

コンビニ人間/村田沙耶香 変わり者の生きづらさを感じた

コンビニ人間」は第155回 (2016年) 芥川賞受賞作。

9月4日に文庫化され

衝撃の話題作とやらを読んでみました。

 

 

あらすじ

 主人公は大学時代からはじめたコンビニのアルバイトを

36歳まで続けたコンビニバイト歴18年の中年女性。

彼氏無し、日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、

「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。

ある日、婚活目的の新入り男性がやってくるが・・・

 

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感想。以下ネタバレ

主人公は変わり者 

主人公の古倉は子供の頃から変わっていて

皆が理解できるようなことで

分からないことが多々ありました。

例えば、青い小鳥が死んでいるのを見つけた時に

周りの子供は泣いて悲しんでいましたが、

古倉は亡骸を抱え母親の所まで持っていき

焼き鳥にしようと言い出します。

母親は驚きつつ埋めてあげようと言いますが

小鳥を埋葬する為に花を添える姿が古倉には

花を殺して小鳥さん可哀想と言っているようで

理解できないと感じます。

これだけ見ると全ての生き物に敬意を持って

接しているのかなと思いましたが

他にも、喧嘩している男子生徒に

周囲が止めてと言ったのでスコップで殴って

動きを止めるという行動をします。

言葉の真意が分からずそのままに

受け取ってしまうかもしれないですね。

 

やっと見つけた居場所

そんな幼少期を過ごした古倉は

両親に迷惑がかかっていることを自覚し

普通を演じることも分からないので

必要最低限のことしか口をきかなくなります。

このままでは社会で困ると心配し始めますが

ある日コンビニのバイトを始めると

マニュアルがある作業は得意らしく

古倉は難なく適応します。

この時、古倉はこう思います。

「私は、初めて、世界の部品になることができたのだった。

私は、今、自分が生まれたと思った。

世界の正常な部品としての私が、この日、確かに誕生したのだった。」

今まで異常されていたがやっと居場所を見つけた感じです。

僕もこの気持ちは何となく分かるかもしれないです。

何の役にも立っていないと感じるとそれだけで卑下してしまうような

やっぱり誰かに必要とされることは生きがいになり

居場所を見つけることは人生の目標のひとつになると思います。

 

18年変わらずバイトする主人公

両親もこの時は、バイトを始めることで

社会と繋がった古倉にほっとしますが

18年何の変化もなくコンビニのバイトを続ける様子に困惑します。

古倉はコンビニのバイトでコミュニケーションを取ることで

話し方を吸収し、真似することで普通を演じますが

そういう処世術的なところが、何となく共感できました。

初めは誰でも真似から入るものだと思うので。

でも古倉の変わったところは真似を忠実にやりすぎる

ことじゃないですかね。

だから雰囲気が急に変わったとか言われるのかと。

それに古倉は小説を通してずっと無機質な印象を感じました。

セリフが淡々としすぎていて

まるでアンドロイドのような感情が無いように見えました。

行動原理も合理性を重視するのが目立ってましたし

常に冷静であり怒りとは無縁と言っていたことから

自分の中の判断基準は無いかもしれないですね。

でも18年も飽きもせず手を抜かずにやり続けるのは

中々すごいことだと思います。

何かもっと活かせる職業もありそうですが。

 

変化が訪れるが・・・

そんな中、白羽という婚活目的の男性が

新入りバイトとしてやってきましたが

コンビニバイトを見下した様子で勤務態度も悪く

しまいにはお客様にストーカー行為をして辞めさせられます。

辞めさせられても懲りずにコンビニにやってきた白羽を

古倉が見つけてとりあえずファミレスへ連れていきます。

婚活目的の白羽と独身の古倉は

同棲することでウィンウィンだということになり

形だけ同棲することに。

古倉は何故結婚しないのかと何度も聞かれています。

周囲は結婚してる人ばかりで

その歳で結婚していない人は

異常だという雰囲気がありました。

結婚しないならそれなりの理由が

あるだろうと考えるのが人間です。

でも古倉は結婚しない理由も無いので

ただ気味悪がられています。

要するに異常者だから結婚できないと

こっち側の人間ではなく

あっち側の人間だと差別されるぎりぎりの所で

白羽が現れたので形だけ彼氏にすると

周囲は大騒ぎになります。

人間はあっち側だと分かったら冷たいですからね。

まるで別の生き物を見るかのような

目をされるんじゃないでしょうか。

特に一人で行動することが

異常とされる風潮があるような気がします。

最近だとおひとりさまで楽しむ焼肉だとか

カラオケだとか増えてきていますがやっぱり

一人で行ってきたと言うと不思議な顔をされる気がします。

何かそれなりの理由があれば納得すると思いますが

僕は理由なんて無くとも、別に良いと思いますけどね。

多様化が進んでる現代社会とは言いつつも

まだまだ差別的なところが無くなること無いでしょうし

自分らしく生きてくことが大事だと思います。

 

白羽からコンビニのバイトを辞めさせられ

就職の面接へこぎ着けたが面接へ向かう途中

コンビニに寄るとコンビニの声が聞こえると言い

古倉は結局、コンビニが天職だと

コンビニバイトに戻ってしまいます。

この終わり方をハッピーエンドと取るかどうかは

微妙なところですが、

このままずーっとコンビニバイトで終わるとしたら

少し寂しい気がします。 

 

最後に

初めはコンビニのバイトでも誇りを持って

人生生きてるんだみたいな小説かと思ってましたが

主人公が変わり者のそういう人たちの

生きづらさを描いた小説で意外と重いなぁと思いました。

社会に属している限り世間の普通があると思うので

普通って何か考えさせられる作品でした。

クリムゾンの迷宮/貴志祐介 デスゲーム好きならおすすめ!

クリムゾンの迷宮、読みました!

バトルロワイアルが一世を風靡した時と比べると

デスゲーム物もだいぶ増えてきましたね。

僕もデスゲームはスリルがあって好きです。

貴志祐介の作品は心理描写とか上手いので楽しめました!

 

 

 

あらすじ

主人公は大手の会社に勤めていたサラリーマンだったが

会社が倒産し失業してしまい、妻とも別れて

ホームレス生活を送る中年男性。

ある日、目が覚めるとそこは見知らぬ土地だった。

視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。

傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。

「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された・・・」

それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった・・・

 

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感想 以下ネタバレ。

正直、デスゲームは最近多いので

個人的には新鮮味がありませんでしたが

最後までしっかり楽しめる内容でした。

食欲を異常にコントロールされグールとなった人が

人を食べるところはなかなかグロかったですね。

安部芙美子はすぐに殺されるだろうなぁと思ってましたが

まさか食い殺されるとは・・・

芙美子の残骸を見つけるシーンでは

藍が呆然と見つめていましたが藍の過去には何かありそうだったので

何かあるんだろうなと思ってました。

補聴器の電池も頑なに断る様子も意味深でしたが

まさか藍自身が撮影機となっていたとは驚きです。

最後の最後には補聴器の電池も抜き取ってましたが

あれは藤木に情が移ったのか、単に生き延びるためなのか・・・

藤木が藍を庇い毒蛇に噛まれたのに生き延びれたのは

藍に助けられたのでしょうか?

勝者は藤木になってましたがゼロサムゲームには

藍も含まれていたのか、謎ですね。

そもそもこの小説では生き残りサバイバルゲーム

殺し合いの描写はしっかりしてましたが、

ゲームのルールが良く分からなかったですね。

藍の携帯用ゲーム機には勝者に対する褒美が説明されるようでしたが

勝者の定義もそこで説明されるのかな?

まず始めに全員が集まりゲーム機のメッセージを交換していましたが

そこでは東西南北に何があるかの情報でした。

藍のゲーム機が仮に生きていてメッセージを共有できたら

単なるサバイバルゲームではなく殺し合いのゲームだと

分かりそうですが、そうなった場合は

4つのルートしかないのでまた本作とは違った心理戦がありそうです(笑)

藤木は一番無用とされた情報でしたが

情報が生き残るには一番、重要だったみたいです。

藍の誘導のおかげで情報を選択できたふしもありますが。

でも4つのルートの中で最も重要とされていた(その場で)

食糧のルートは外れ、しかも人ではなくなってしまう

恐ろしい毒入りが混ざっていました。

4つのルートに別れる前提だと

食糧ではないルートが一見不利に見えますが

サバイバル術があればそうでもないようです。

知識が無いと難しいですが・・

実際、情報ルートではサバイバルの優先順位として

①水

②シェルター

③暖

④食糧

とされており食糧は優先順位としては下なんですね。

ちなみに人間は水無しだと3日が限界で

水有りの絶食だと3週間以上は生き延びれるらしいです。

水って大事なんですねー。

でも最近はサバイバル物の作品とかも多いので

情報ルート選択しなくても

サバイバル術を見せつける猛者が紛れるかもしれないですね(笑)

最後に

勝者となった主人公は賞金を使いゲームの真相を暴こうとして

かっこよく終わっていました。

一番は藍に会いたいようでしたが、藍の行方も分からず

やや不完全燃焼かなと思います。

個人的には藍がどうやって覚醒剤から抜け出せたのか?

それとスナッフビデオを取る組織と何の繋がりがあるのか?

等々気になりますね・・・

しっかり書こうとすると新世界より並みに超長編となりそうですが

ゲームを行った首謀者との闘いも面白そうです。

小説 DINER/平山夢明 殺し&グルメの異色な組み合わせ

ブログの記事が全然増えません・・・

小説は月1~2冊読めれば良いほうなんです。

 

ということで読んだことのある小説を思い出しながら

感想書いていこうかなと思います!

週一を目標に頑張ります。

 

今回はダイナーという小説について感想を書こうかなと思います。

あらすじを読んで殺し屋とグルメという組み合わせが

気になり読んでみました。

最近、漫画化されてたみたいですね。嬉しいです。

2019年には映画化もされるようです。

藤原達也さんがボンベロ役らしいですが

ボンベロはクールで冷酷なキャラなので

イメージとちょっと違う気が・・・

カイジの印象が強すぎるだけですかね?(笑)

兎にも角にも、これは観るしかない!

 

あらすじ

主人公はオオバカナコという一般人の女性。

ほんの出来心から携帯闇サイトのバイトに手を出す。

案の定、バイトでトラブルに巻き込まれ凄惨な拷問を受ける破目に

殺される寸前で自分には生かしておく価値があると必死に訴え、

料理が得意と言ったらぎりぎりで買い手がつき命拾いする。

そこは会員制のダイナー(定食屋)で

使い捨てのウェイトレスとして奴隷のように扱われる。

さらにプロの殺し屋たち御用達の

命がいくつあっても足りないような食堂だった・・・

 

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感想

やっぱりあらすじから目を引く小説って面白いです。

文庫で500ページを超える長編なんですけど

読みやすくて500ページでも全然疲れません。

小説ニガテな方にもおすすめです!

グロい系が大丈夫であればですが(笑)

とにかく描写が斬新

この小説の良いところは描写が斬新で想像力を掻き立てられます。

特に拷問シーンや、殺し合いの場面、食事の時等、

まるで自身が経験しているかのような気分にさせられます。

言い過ぎかもしれませんが(笑)

グロテスクなシーンでの描写では無惨に殺された人間に対し

「人になりそこねた魚のような」等、

気持ち悪さが良い感じで伝わります(笑)

食事の特にハンバーガーの描写はすごくお腹が減ります。

もはや飯テロです。

音や香りの描写も緻密にされており、

マックでもいいから食いたい衝動に駆られます。

この小説に出てくるハンバーガー「究極の六倍」は

一度で良いので本当に食べたいです(真剣)

 

以下ネタバレ。

 

主人公のオオバカナコの名前の通り、

初めはただの馬鹿な人であったように感じます。

作者もそのような意味を持たせたとも思います。

そもそもの事の始まりはお金欲しさに

怪しいバイトに手を出したことによるものですが、

運転するだけで30万貰えて、軽リスク有とありましたが

軽リスクで済まないことは容易に想像できるはずです。

しかし殺されそうになる度に成長していく姿に

ラストはちょっと感動します。

命からがら連れていかれたキャンティーン(食堂)では

客も殺し屋なので、客に気に触って殺される恐れがあり、

気に入られて殺される可能性も十分にある、

地獄のようなところです。

歴代のウェイトレス8人は全員殺されて殉職。

もはや飾ってある歴代の写真は遺影にしか見えない。

そんな中で、しぶとく生き残るカナコは普通にすごいです。

拷問され死を間近に感じたことで潜在能力が

覚醒でもしたんでしょうか。

一瞬の判断が即死亡につながる世界でなんだかんだ生き残り、

だんだん殺し屋のいる異様な食堂という空間に

馴染んでいく姿は当初の間の抜けた感じが

無くなり貫禄すら感じます。

生き残れた要因としては

キャンティーンに連れてこられた時に

咄嗟に店一番の高級酒を隠せたことが大きいですかね。

ボンベロと少しずつ信頼関係ができてきたのも大きいですね。

最初は冷酷なキラーマシンかと思いましたが

意外と根は優しい紳士のようでした。

最後にオオバカナコをかばって殺し屋の怒りを買い逃げるシーンでは

「面白かったぜ!オオバカナコ」と言い別れていきますが、

二人の絆のようなものが見えて感動しました。

特にそれまでのボンベロからは考えられないセリフです。

ボンベロの生死は不明ですが、

オオバカナコが開いた定食屋、

天使の汗もといチンパンジーのおしっこ(笑)

でボンベロを待っていたので何だか生きてそうな感じでした。

オオバカナコの新しい定食屋での話も

面白そうです。続編に期待!

天使の囀り/貴志祐介 とにかくえぐい小説

 読後感は最悪だけど衝撃的で面白いとされているので

いつか読みたいと思っていた小説ですが・・・

悪影響受けそうで敬遠してました汗

ですが新世界よりを読んでからは

貴志祐介の作品なら絶対面白いに違いないと思い

読後感とか気にせずに読んでみました。

 

 

あらすじ

主人公はホスピスで終末期医療に携わる精神科医の女性。

作家の恋人がいたが病的な死恐怖症。

しかし、アマゾン調査隊に参加してからは人格が異様な変容を見せる。

元々内向的なタイプだったが性格ががらりと変わって明るくなり

食欲と性欲が旺盛になりあまりの変容に主人公も心配する。

さらにあれほど怖れていた「死」に魅せられたようになり

天使の囀りが聴こえると言い残し自殺してしまう。

さらに他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を

遂げていることがわかる。

一人は病的なまでに猫科の動物を恐れていたが

サファリパークで虎に身を捧げて自殺。

もう一人は乳幼児突然死症候群(SIDS)で長男を亡くし

鬱にまでなったが何とか立ち直り長女を授かったが、

何よりも失うのを恐れるはずの

娘と無理心中してしまう。

アマゾンでいったい何があったのか

主人公が調査していく・・・

 

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感想。以下ネタバレ。

読み終わった感想はとにかく えぐかったです・・・

この小説はホラーに分類されてるようですが

ジャンルが分かりにくいですね。

初めは超自然的なホラーにも見えますが

読み進めていくとウイルスによるバイオホラーか

幻覚物資によるものかあるいは単なるサスペンスなのか・・・

その辺を推理しながら読むのも面白いかもしれません。

結局、寄生虫が人間の脳を乗っ取るという

一番、気味が悪いものでしたが。

しかし、ありそうで無い、リアリティーのある話を作るのが

うまいなぁと感心しました。

現実にも寄生虫が宿主の行動をコントロールする現象は

あるみたいです。

この寄生虫は恐怖を快感へ変えるという一見

役に立ちそうな感じですが、

恐怖心が強い人間ほど快感も強くなり

やがて行き過ぎた行動により自殺してしまうようです。

これだけ聞くと、じゃあ恐怖心を普段あまり感じない人とか

恐怖を向精神薬とかでコントロールできれば

恐れるものがなく最強じゃん!となりそうですが

寄生虫に寄生された生物の末路はおぞましいです。

どうやら寄生虫に寄生された生物は

第四段階の変容を見せるようです。

第一段階は気分爽快になり食欲と性欲が旺盛に

第二段階では爽快感は病的なまでに亢進する。

第三フェイズでは多幸症を越して一種の無感動状態となる。

第四フェイズでは体内で無造作に増え続けた寄生虫により

宿主の遺伝子を操作されてしまう。

(手足を衰退させ、胴体を袋状にした

寄生虫の食料兼住宅の為だけの存在になる)

物語では恐怖心(快感?)をコントロールできた蜷川教授という人物が

セミナーを開き人類の選別という名目で

無作為に寄生虫に感染させていく。

本人自ら救世主コンプレックスと公言する人物なので

何だかたちが悪いです。

元々、ネットのチャットオフ会から始まるセミナーで

何らかの辛い過去を持った精神的に疲れている人が多く集まるので

感染した多くの人はおそらく自殺したと思います。

ですが、運良く?生き残れた人達も

第四段階に突入して見るも無惨な状態になってしまいます。

蜷川教授も第四段階まであることを知らなかったようですね。

 

ちなみに天使の囀りは何故起こるのか?

この寄生虫はブラジル脳線虫と名付けられますが

アマゾンに分布する個体です。

普通は猿に寄生して猛獣や猛禽類に捕食されるように

操作されるのですが恐らく猛禽類の羽ばたく音に似せています。

猿にとっては猛禽類が羽ばたく音が聞こえたら

反射的に逃げだすくらいに恐怖を感じるはずです。

なので、初めは羽音がする程度で徐々に慣らしていくようですね。

人間は猛禽類の羽ばたきをそもそもそんなに聞かないので

天使の羽ばたく音(囀り)に聞こえるんですかね。

本書でもでてきますが天使の羽根って鷲の翼をモチーフにしてるようです。

もっと可愛らしいものかと思ってましたが

なかなか、いかつい翼をお持ちのようですね(笑)

ちょこちょこ神話の話がでてきたんですが

神話とか読んでみるのも面白いかもしれないです。

 

最後に

 読後感が最悪とありましたが僕は割とすんなり読めました。

グロ系は比較的大丈夫だからでしょうか。

確かに群を抜いて気持ち悪さを感じれる小説でしたが

それを上回る面白さがあったのでとても読みやすかったです。

でも主人公の早苗は報われないですね。

最愛の人を無くし、独自に調査を進めていく中で

新しい人といい感じなっていくが

同じ寄生虫によって亡くなってしまう。

最後に寄生虫を終末期患者に使用してましたが

警察へ出頭するためなのか優しさからか

あるいはどっちもかもしれないですが

早苗の優しさを感じました。

登場人物はほとんど寄生虫によって死んでしまうので

後味は悪いかもしれないですね。

最後に一人残った早苗も大変そうです。

こんな体験をしたらトラウマもの・・・

この小説を読んだらしばらくは麺とかなま物は

遠慮したいですね(笑)

ですが面白さは間違いないのでおすすめです!

小説 新世界より 名作と言われるだけあって面白い

SFの名作小説と言われる「新世界より」をお盆休みに読みました。

文庫版で上中下巻からなる1000ページ超えの長編でしたが

展開が面白く一気に読めました!

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あらすじ 

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子供たちの歓声が響く。周囲に注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。サイコキネシス(念動力)の技を磨く子供たちは野心と希望に燃えていた・・・隠された先史文明の一端を知るまでは。
 
 

超能力は実在するのか?

念動力、いわゆる超能力はひと昔前にユリゲラーオウム真理教等、

流行ったようですが時代が進むにつれてトリックであることが

ほとんどだと検証されてきました。

人間は思い込みしやすいので理屈で説明のつかない現象が起きると

オカルトに結び付ける傾向にあるのではないでしょうか。

科学で説明がつけば偽物、つかなければ本物かもしれない・・・

僕自身、超能力あったらいいなぁと思います。

頑張って修得できるものなら修得したいです(笑)

ちなみに超能力といっても色々あるようです。

サイコキネシス(念動力)

パイロキネシス(発火能力)

テレパシー

未来予知

テレポーテーション

透視

上げだしたらきりがないですが現在も科学では説明のつかない

超能力者が世界にはいるみたいです。

 

もしも超能力が日常化したら?

新世界よりでは呪力と言われる念動力が当たり前のように使われており、

呪力をうまく使えるように学校で学んでいく様子は、

ファンタジーのような感じもしました。

あらすじから千年後の日本とありますが自然に囲まれた集落、

注連縄で囲まれた町とまるで今と変わらないような風景

むしろ現代文明は姿を消し、文明が逆行している。

なぜ現代文明は無くなったのか?

隠された先史文明の謎と千年の間に何があったのか?

読み進めていくと段々と明らかになっていく真実に驚かされます。

超能力が日常化したら世界はどうなっていくのかをリアルに描かれており

呪力のある世界観に引き込まれました、

僕が今まで読んだSFの中では最高です。

 

感想 以下ネタバレ 

 

物語前半では、平和な村の少年少女の冒険活劇って感じでした。

悪鬼や業魔などの話がでてくるとそんな恐ろしい悪魔がでてくるのか

気になり早く読みたい気持ちになります。

他にも子供たちの中での噂話で不浄猫や風船犬の存在等、

まるで都市伝説の口裂け女のような好奇心をくすぐられる

オカルト話に興味を惹かれます。

とにかく前半では新世界の世界観が垣間見え、次の展開が気になります。

物語は夏季キャンプでミノシロモドキと出会ったことで急変します。

ミノシロモドキは移動式図書館で

正式名称はPanasonic 自走型アーカイブ・自律進化バージョンSE-778HΛ

何か急に現在文明がでてきてびっくりですね。

そういえば千年後の日本だったな・・・と思い出しました。

この移動式図書館によって大人から隠されてきた真実を知ります。

呪力を手に入れた人間が呪力を悪用し大量虐殺が何度も行われたことや

呪力を持った人間が呪力を持たない人間に対し奴隷のような扱いを

してきたこと等、とても凄惨な歴史に戦慄・・・

もしかしたら瞬が業魔になってしまったのも少なくともこの一件から

影響しているのではないかと思います。

そもそも悪鬼や業魔がでないように徹底した管理をしており

攻撃抑制と愧死機構が遺伝子に組み込ませ

教育や通過儀礼による暗示等でさらに強化されているので

早紀達は人間が人間に攻撃することは

考えられないようになっているはずです。

その状態でミノシロモドキの話を聞くと

早紀達にとっては今までの倫理観が覆されかねない事実なので

精神的ショックは計り知れないですね。

攻撃抑制

同族に対する攻撃衝動を抑えるものです。

愧死機構

攻撃抑制を無視して人間に攻撃しようとすると無意識に呪力が発動し

眩暈や動悸等の警告発作が起きます。

それでも無視して攻撃すると呪力により自殺することになるようです。

 

 ちなみに瞬が業魔になった原因としては ※個人的な見解です

1.ミノシロモドキによる先史文明の歴史を聞かされた

2.封印された呪力を意識がはっきりしている状態で行った

3.そもそも呪力が強すぎた&聡明な性格から色々な物が見えすぎる

この3点だと考えられますがこれといった原因が今一はっきりしません。

 

卵を呪力で孵化させる課題で呪力の無意識な漏出により

奇形になってしまったことから業魔化が大人達にばれているようですが

呪力の無意識な漏出は誰にでも起こりえることです。

(普通は注連縄で囲まれた外の世界に向けるように

無意識化に意識づけられており注連縄の外では

生態系が影響を受けて変化している)

ですが瞬は呪力が強く聡明な性格で

思春期に先史文明の歴史を聞いて無意識化にも

大きく影響を受けてしまったのではないかと思います。

早紀と瞬は実はずっと両想いだったようですが

お互いに気持ちを伝えれた時にはもう業魔化が進んでおり

どうしようもない現実になんだか切なくなりましたね。

そんなこんなで瞬がいなくなるとすぐにその存在を思い出せなくなるよう

暗示をかけられてしまいますが少しずつ記憶が蘇ってくると

その存在を確かめるべく早紀達は動き出します。

しかし、守が不浄猫に狙われていることに気付き

逃亡すると、真理亜も一緒に駆け落ち。

町の人には友達を思い死んだと伝えられますが

結果多くの人が死ぬことに・・・

何だか感想が早足になってきましたが汗

物語は早紀達が大人になり後半になります。

ある日、化けネズミが人間の作ったルールを破ります。

他コロニーに攻撃する時は申請しなくてはならないという

一見、なんてことはない気がしますが、

これが意図的な別の意味をもった行動でした。

野弧丸が呪力の力を手に入れたことで

世界征服を策略した第一歩だったようです。

真理亜と守の子供が生まれ

どういう経緯で化けネズミの元にいたのかはわかりませんが、

化けネズミに育てられ自身も化けネズミと思い込んでいる人間

つまり愧死機構攻撃抑制が人間に対して働かない

一見、悪鬼のような少年が誕生したわけです。

でもどうして子供を化けネズミにとられたんでしょうか?

真理亜と守が生きていたら絶対にそんなことはしないと思うので

もしかしたら、不慮の事故で死んだか

化けネズミに殺されたかですよね。

ちなみに僕は、小説の冒頭で

もし真理亜が生まれてこなかったとしたら、結果的にあれほど大勢の人が命を落とすこともなかったはずだから・・・」とあったので

守が死に、精神的に不安定になった真理亜が

悪鬼になるストーリーかと思ってました。

そんなチート呪力使い少年にかかれば

鏑木 肆星日野 光風の最強の呪力使いがいとも簡単に殺されてしまいます。

野弧丸の裏の裏まで読む策士っぷりもすごかったです。

日野は完全に油断した感じでしたがそもそも頭がいっちゃってるようで

業魔になってないのが不思議なくらいでした(笑)

ちなみに鏑木は本気を出したら地球を割れるらしいですが

(少年ジャンプ的な例えが面白い)

本当だとしたら呪力ってすごいですね。

ちなみに呪力の原理は、恒星のエネルギーを利用しているというものと、人間の脳を介して量子力学的な現象をコントロールしているという、二つの説が提唱されているようです。

僕は原理を聞いてもいまいちわからないです汗

その原理で行く質量保存の法則はどうなるんだろう??よくわからない。

まあこの辺はSFなので・・・誰か実際にいる超能力者にでも取材して下さい(笑)

悪鬼と勘違いされた少年を倒すべく早紀達はサイコバスターと言われる

細菌兵器を求め東京へ旅立ちます。

東京の地下洞窟の描写はとりあえず不快な感じでした。

何人か犠牲者を出しつつもサイコバスターを手に入れますが

何とサイコバスターを使った瞬間、呪力で燃やしてしまいます。

少年と特に覚に対して攻撃抑制が働いたようです。

仲間をもう失いたくない気持ちが強くでてしまったようですが

早紀は強靭なメンタルを持っていると言われているので

メンタルの強さはこの辺関係ないんだなぁと思いました。

最終的には早紀の中にいる?瞬からヒントをもらい

愧死機構を応用して奇狼丸を人間に見立てて少年に

殺されに行くと素早くフードを戻し化けネズミの姿を曝すと

少年は同族を殺したと認識し、そのまま死んでしまいます。

早紀の中に出てくる瞬はちょこちょこでてきますが

早紀が作り出したイメージなのか

瞬の呪力によって早紀の中に意識を持って行ったのか

どちらにせよ良いとこで助言してくれるので守護霊みたいですね。

現実では一緒になれませんでしたが精神世界では一緒に

なれたみたいで良かったです。

そんなこんなで野弧丸の策略は破れてしまい

裁判にかけられて半永久的に苦痛を与え続ける刑という

無間地獄の刑に処されますが

しばらくすると早紀により安楽死させられます。

裁判の時に野弧丸は私たちは人間だ!と言い放ちますが

どうやら本当に人間らしく呪力を持たない人と持つ人の差別化を

はかるため呪力を持たない人を呪力により遺伝子をかえられたようですね。

姿を醜く変え愧死機構を働かないようにしたみたいですが

やってることは倫理観のかけらもない恐ろしいことですよね。

醜い生き物に対してなら残酷にもなれるんでしょうか。

 

最後に

小説の最後に悪鬼と業魔を防ぐ手段として

攻撃抑制愧死機構がありますが

硬直的で不自然な解決方だったのではないか

と言われています。

実際にそれのおかげで悪鬼等がでるのは稀になったようですが

悪鬼がでてしまった時の対処方がほとんどなくなってしまいます。

僕が考えとしては呪力を持った人でも目に見えない攻撃は防げないようですし

攻撃抑制愧死機構が無くても、対悪鬼&業魔特殊部隊を呪力を持った人で

作ってやればいいんじゃないかと思います。

(呪力が無くともいいですがあったに越したことはないかな)

それだと事故が起こってから対処する形になってしまいますが・・・

実際に警察だって殺人が起きてから動きますしそこはしょうがないと。

新世界よりは呪力によるユートピアができたと思いきや

とんだディストピアでしたね。

ここまで緻密に練り上げた構想にはもうすごいとしか言いようがないです。

長々となりましたが後半はちょっと疲れてだいぶ簡単になりました(笑)

しっかり書こうとすると終わる気がしないのでこの辺で・・・

とにかくすごく面白かったです!

アニメ化されてるみたいなんでいつか見ようかな・・・

インザプール/奥田英朗 結局のところ気にしないのが一番?

小説「インザプール」読みました。

変わった精神疾患を診断していく話ですが

診断していく医師が変人(笑)

変わった精神疾患とやらが気になって読んでみました。

 

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登場人物 

医者:注射フェチ、父親が日本医師会理事の金持ち

助手:無愛想

出版社勤務:プール依存症

サラリーマン:陰茎強直 ←勃ちっ放し

コンパニオン(女優を目指してる):自意識過剰の妄想癖

高校二年生:携帯依存症

ルポライター:重度の強迫神経症

 

 感想

登場人物を見ると全員とは言いませんがちょっと気持ちがわかるところがありました。

ちなみに僕は正常ですたぶん(笑)

わかるといっても少しですね。

軽度の依存症とかは良くあるかもしれませんが

この作品にでてくる患者は控えめに言っても狂ってると思います。

 

 

強迫神経症はちょっとわかりました。

家の鍵しめたか気になったりとか・・・

ですが外出したらもう気にならないですね。

戻って確認するのもほどありません(笑)

強迫神経症ルポライターは常軌を逸しており

タバコの火種から始まり、電気の配線やテレビ等気になりだしたら

止まらず自分が関与したら責任があると思ってしまうようで、

タイヤのパンク修理を道で頼まれても即時に断るという徹底ぶりです。

ルポライターという職業柄もあるんですかね。

最終的には神経質な性格から偶然にも悪事を暴く結果になり

ハッピーエンドで良かったのかな?

症状が治った感じはなかったけども・・・

 

あと気になったのは陰茎強直症、いわゆる勃ちっ放しですね!(笑)

そんな病気があるんだと驚愕しました。

血がずっとあそこに留まりづつけるわけなので

最悪壊死するんじゃないかと。

勃ちっ放しが終わると次はEDの恐れが・・・

なんだか散々な病気ですね同情します。

このサラリーマンは過去に寝取られてその際に

怒れずにいたことをずっと後悔し続けていたわけですが

夢にその相手が出てきてから症状がでてきたようです。

最終的にはその寝取られた相手には怒れずじまいでしたが

違う理由で心から怒ることができて症状が改善。

いつのまにか自身に心から怒らないと勃起が収まらないという

強力な暗示をかけていたらしいですね。

そんな暗示を自身にかけれるなんて相当すごいですよね。

無意識レベルなのでかけたというよりかかったかな。

 

最近、新世界よりという小説を読みまして

愧死機構という同族に攻撃したら死ぬという暗示を

通過儀礼でかけられるというのを読んだので

ちょっとそれと似ているなと・・・

それだけです(笑)今度感想書きます

人間て不思議ですね。

 

最後に

この作品にでてくる患者には共通するところがあるなぁと感じました。

神経質というか完璧主義な性格で、ようするに気にしすぎなだけかと。

ですが気になるものはしょうがないですよね。

だからこういった精神疾患が生まれるわけで

この辺は思考の癖だとか生まれた環境だとか色んな要因があると思いますが

考えると考えるほど分からなくなりますね(笑)

 

余談ですが映画化もされてるみたいです。

あと続編の「空中ブランコ」は直木賞受賞作品らしい!(読むのが楽しみ)