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クリムゾンの迷宮/貴志祐介 デスゲーム好きならおすすめ!

クリムゾンの迷宮、読みました!

バトルロワイアルが一世を風靡した時と比べると

デスゲーム物もだいぶ増えてきましたね。

僕もデスゲームはスリルがあって好きです。

貴志祐介の作品は心理描写とか上手いので楽しめました!

 

 

 

あらすじ

主人公は大手の会社に勤めていたサラリーマンだったが

会社が倒産し失業してしまい、妻とも別れて

ホームレス生活を送る中年男性。

ある日、目が覚めるとそこは見知らぬ土地だった。

視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。

傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。

「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された・・・」

それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった・・・

 

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感想 以下ネタバレ。

正直、デスゲームは最近多いので

個人的には新鮮味がありませんでしたが

最後までしっかり楽しめる内容でした。

食欲を異常にコントロールされグールとなった人が

人を食べるところはなかなかグロかったですね。

安部芙美子はすぐに殺されるだろうなぁと思ってましたが

まさか食い殺されるとは・・・

芙美子の残骸を見つけるシーンでは

藍が呆然と見つめていましたが藍の過去には何かありそうだったので

何かあるんだろうなと思ってました。

補聴器の電池も頑なに断る様子も意味深でしたが

まさか藍自身が撮影機となっていたとは驚きです。

最後の最後には補聴器の電池も抜き取ってましたが

あれは藤木に情が移ったのか、単に生き延びるためなのか・・・

藤木が藍を庇い毒蛇に噛まれたのに生き延びれたのは

藍に助けられたのでしょうか?

勝者は藤木になってましたがゼロサムゲームには

藍も含まれていたのか、謎ですね。

そもそもこの小説では生き残りサバイバルゲーム

殺し合いの描写はしっかりしてましたが、

ゲームのルールが良く分からなかったですね。

藍の携帯用ゲーム機には勝者に対する褒美が説明されるようでしたが

勝者の定義もそこで説明されるのかな?

まず始めに全員が集まりゲーム機のメッセージを交換していましたが

そこでは東西南北に何があるかの情報でした。

藍のゲーム機が仮に生きていてメッセージを共有できたら

単なるサバイバルゲームではなく殺し合いのゲームだと

分かりそうですが、そうなった場合は

4つのルートしかないのでまた本作とは違った心理戦がありそうです(笑)

藤木は一番無用とされた情報でしたが

情報が生き残るには一番、重要だったみたいです。

藍の誘導のおかげで情報を選択できたふしもありますが。

でも4つのルートの中で最も重要とされていた(その場で)

食糧のルートは外れ、しかも人ではなくなってしまう

恐ろしい毒入りが混ざっていました。

4つのルートに別れる前提だと

食糧ではないルートが一見不利に見えますが

サバイバル術があればそうでもないようです。

知識が無いと難しいですが・・

実際、情報ルートではサバイバルの優先順位として

①水

②シェルター

③暖

④食糧

とされており食糧は優先順位としては下なんですね。

ちなみに人間は水無しだと3日が限界で

水有りの絶食だと3週間以上は生き延びれるらしいです。

水って大事なんですねー。

でも最近はサバイバル物の作品とかも多いので

情報ルート選択しなくても

サバイバル術を見せつける猛者が紛れるかもしれないですね(笑)

最後に

勝者となった主人公は賞金を使いゲームの真相を暴こうとして

かっこよく終わっていました。

一番は藍に会いたいようでしたが、藍の行方も分からず

やや不完全燃焼かなと思います。

個人的には藍がどうやって覚醒剤から抜け出せたのか?

それとスナッフビデオを取る組織と何の繋がりがあるのか?

等々気になりますね・・・

しっかり書こうとすると新世界より並みに超長編となりそうですが

ゲームを行った首謀者との闘いも面白そうです。

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