No Book,No Life

本の感想をひたすら書いてくブログです

インザプール/奥田英朗 結局のところ気にしないのが一番?

小説「インザプール」読みました。

変わった精神疾患を診断していく話ですが

診断していく医師が変人(笑)

変わった精神疾患とやらが気になって読んでみました。

 

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登場人物 

医者:注射フェチ、父親が日本医師会理事の金持ち

助手:無愛想

出版社勤務:プール依存症

サラリーマン:陰茎強直 ←勃ちっ放し

コンパニオン(女優を目指してる):自意識過剰の妄想癖

高校二年生:携帯依存症

ルポライター:重度の強迫神経症

 

 感想

登場人物を見ると全員とは言いませんがちょっと気持ちがわかるところがありました。

ちなみに僕は正常ですたぶん(笑)

わかるといっても少しですね。

軽度の依存症とかは良くあるかもしれませんが

この作品にでてくる患者は控えめに言っても狂ってると思います。

 

 

強迫神経症はちょっとわかりました。

家の鍵しめたか気になったりとか・・・

ですが外出したらもう気にならないですね。

戻って確認するのもほどありません(笑)

強迫神経症ルポライターは常軌を逸しており

タバコの火種から始まり、電気の配線やテレビ等気になりだしたら

止まらず自分が関与したら責任があると思ってしまうようで、

タイヤのパンク修理を道で頼まれても即時に断るという徹底ぶりです。

ルポライターという職業柄もあるんですかね。

最終的には神経質な性格から偶然にも悪事を暴く結果になり

ハッピーエンドで良かったのかな?

症状が治った感じはなかったけども・・・

 

あと気になったのは陰茎強直症、いわゆる勃ちっ放しですね!(笑)

そんな病気があるんだと驚愕しました。

血がずっとあそこに留まりづつけるわけなので

最悪壊死するんじゃないかと。

勃ちっ放しが終わると次はEDの恐れが・・・

なんだか散々な病気ですね同情します。

このサラリーマンは過去に寝取られてその際に

怒れずにいたことをずっと後悔し続けていたわけですが

夢にその相手が出てきてから症状がでてきたようです。

最終的にはその寝取られた相手には怒れずじまいでしたが

違う理由で心から怒ることができて症状が改善。

いつのまにか自身に心から怒らないと勃起が収まらないという

強力な暗示をかけていたらしいですね。

そんな暗示を自身にかけれるなんて相当すごいですよね。

無意識レベルなのでかけたというよりかかったかな。

 

最近、新世界よりという小説を読みまして

愧死機構という同族に攻撃したら死ぬという暗示を

通過儀礼でかけられるというのを読んだので

ちょっとそれと似ているなと・・・

それだけです(笑)今度感想書きます

人間て不思議ですね。

 

最後に

この作品にでてくる患者には共通するところがあるなぁと感じました。

神経質というか完璧主義な性格で、ようするに気にしすぎなだけかと。

ですが気になるものはしょうがないですよね。

だからこういった精神疾患が生まれるわけで

この辺は思考の癖だとか生まれた環境だとか色んな要因があると思いますが

考えると考えるほど分からなくなりますね(笑)

 

余談ですが映画化もされてるみたいです。

あと続編の「空中ブランコ」は直木賞受賞作品らしい!(読むのが楽しみ)